時間旅行や出張など家を空ける際に便利なペットホテルですが、値段が高そうなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ペットホテルの値段や相場を動物の種類ごとにご紹介する他、値段が安いおすすめのペットホテルを6選ご紹介いたします。
ペットホテルの利用を考えている方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。
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ペットホテルとは?
目次
ペットホテルとは、ペットのお世話をしてくれる設備が整っている宿泊施設のことを指します。
旅行や出張、その他用事などで自宅を空ける時などにペットを預けることができ、主に「動物病院に併設」「ペットサロン経営」「ペットショップに併設」「駅や空港に併設」などの種類が存在します。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- 動物病院
→ケージ内で過ごすことが多いが、獣医師さんが在中しているため、ペットに何かあった場合すぐに対応してもらうことができる。
- ペットサロン
→幅広い宿泊ケースに対応していることが多く、その他のケアも行ってくれる場合が多い。 - ペットショップ
→宿泊以外のケアも行ってくれることが多いが、営業時間内以外は従業員が在中していない場合もある。 - 駅や空港に併設
→旅行や出張に出かける際に預けることができる。
ストレスに弱いペットや体調面に不安があるという方は動物病院に併設されているペットホテル、そして快適さや宿泊以外のケアも重視したいという方はペットサロン経営のペットホテルといったように、ペットの性格や状況などに合わせて選んでみると良いでしょう。
ペットホテルの利用方法は?
ペットホテルの利用方法は、主に以下の4通りです。
- ショートステイ(時間制)
- 宿泊
- オプション
それでは、1つずつ詳しく解説していきます。
ショートステイ(時間制)
ショートステイとは、時間制でペットを預かってくれるサービスです。
基本的には1時間刻みとなっており、数時間の間だけペットを預かってほしい時などに最低料金のみで利用することができるのが嬉しい点です。
ですが、施設によっては宿泊のみ受け付けているというケースもあるため、利用したいペットホテルがある場合は事前に調べておくと良いでしょう。
宿泊
宿泊はその名の通り、昼から夜を通してペットを預かってくれるサービスです。
1泊2日の短期宿泊をはじめ、施設によっては2週間~1ヶ月ほどの長期間利用可能な場合も。
しかし、ショートステイと同様にどのくらいの期間預けることができるかは施設によって異なるため、利用する際はしっかりとチェックしておかなければなりません。
オプション
オプションは施設ごとに設定されており、基本的には以下のようなサービスを行ってくれます。
- お散歩
- お食事
- 爪切り
- グルーミング
- シャンプー
- トリミング
- ドッグラン
これらのオプションは無料で行ってくれる場合もあれば有料の場合もあったりと、施設によって値段が異なるため、利用を考えている場合は事前に調べておくと良いでしょう。
ペットホテルの値段・相場は?種類ごとにご紹介
ペットホテルの値段や相場に関して、「犬」「猫」「小動物」の3種類の動物ごとにご紹介していきます。
犬を預ける場合の値段・相場
犬をペットホテルに預ける場合の値段・相場は、以下の通りです。
- 小型犬
→3,000円 - 中型犬
→4,000円 - 大型犬
→5,000円 - 超大型犬
→6,000円
基本的には体の大きさによって3つに料金が分けられており、小型犬は3,000円・中型犬は4,000円・大型犬は5,000円・超大型犬は6,000円ほどが相場とされています。
ですが、綿密に言うと地域やペットホテルの種類、利用する時期によっても変動があり、都心に近づくほど価格は高くなっていく傾向にあります。
また、時間換算にすると小型犬で1時間200円~300円ほどとされており、大型犬の場合でも1時間500円~600円ほどが相場のようです。
さらにオプションを利用する場合はこれらの料金にプラスされるため、最低でも5,000円~10,000円前後が基本的な値段と言えるでしょう。
猫を預ける場合の値段・相場
猫をペットホテルに預ける場合の値段・相場は、2,000円~5,000円ほどとされています。
犬のように大きさによる分類はないものの、犬と同様に地域やペットホテルの種類、時期によって値段も変わってきます。
さらに、猫の場合はサービス内容や部屋の大きさなどによっても価格が大きく変動するのが特徴です。
それに加えオプション料金の加味すると、最低でも4,000円~10,000円ほどが基本的な値段と言えるでしょう。
猫を飼っている方でペットホテルの利用を考えている方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。
猫のペットホテルの料金は安いのか?金額の相場や選び方を解説!
小動物を預ける場合の値段・相場
小動物をペットに預ける場合の値段・相場は、猫と同様に2,000円~3,000円ほどとされています。
また、犬や猫と同様に地域・ペットホテルの種類・時期といった条件によって多少の前後はあるものの、基本的には利用しやすい料金となっています。
ですが、小動物を受け入れているペットホテルの中には犬や猫と一緒にお世話をしているという施設もあるため、他の動物に慣れていないペットなどを預ける場合などは、環境などもしっかりとチェックしておいた方が良いでしょう。
値段が安いペットホテルおすすめ6選
値段が安いペットホテルのおすすめ6選は、以下の通りです。
- つばさ動物病院
- 中央アニマルクリニック
- ハートワン動物病院
- J-Line
- PET SPA
- ペットサロン&ホテル With
それでは、1つずつ詳しくご紹介していきます。
ペットホテルにペットを連れていく際にタクシーを利用したいという方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。
つばさ動物病院
引用:つばさ動物病院
1つ目にご紹介するのは、東京都大田区にある「つばさ動物病院」です。
つばさ動物病院は病院が運営するペットホテルのため、もしもの時にすぐにケアをしてもらうことができます。
そんなつばさ動物病院を利用する際の値段は、以下の通りです。
24時間以内のお預かり | 12時間以内のお預かり | |
1部屋分 | 4,400円 | 1,650円 |
2部屋分 | 5,500円 | 2,200円 |
ジュニアスイート | 8,250円 | 4,125円 |
スイート | 9,900円 | 4,950円 |
利用は半日から受け付けており、値段は部屋の大きさによって異なります。
目安として1部屋あたり猫・中型犬が入れるほどの大きさで、スイートルームは完全個室対応なのだそう。
また、24時間以内のお預かりにて利用する場合はお散歩2回・お食事2回がセットとなっています。
しかし、12時間以内のお預かりにて利用する場合は、
- お散歩
小・中型犬=880円
大型犬種=1,100円 - お食事
550円
といった値段でのオプション対応となるようです。
さらに、「7泊以上の宿泊で5%OFF」「10泊以上のご利用で10%OFF」といったクーポンも用意されているため、長期利用を考えている方にもおすすめのペットホテルとなっています。
中央アニマルクリニック
引用:中央アニマルクリニック
2つ目にご紹介するのは、東京都中央区にある「中央アニマルクリニック」です。
中央アニマルクリニックは完全予約制となっており、全室空調完備・獣医師や看護師による毎日の健康チェックなどを実施しているペットホテルです。
こちらも病院が運営するペットホテルであるため、何かあった時でもすぐに対応してもらうことができます。
そんな中央アニマルクリニックを利用する際の1泊あたりの値段は、以下の通りです。
犬(~5kg) | 4,500円 |
犬(5-10kg) | 5,000円 |
犬(10-15kg) | 6,000円 |
犬(15-20kg) | 7,000円 |
犬(20-30kg) | 8,000円 |
猫 | 5,000円 |
現在は犬・猫のみ受け付けており、繁忙期のみ値段が1.5倍となるそう。
また、食事に関しては施設側で用意があるものの、ペットにストレスを与えないためにも、いつも食べているエサを持ち込むと良いでしょう。
ハートワン動物病院
引用:ハートワン動物病院
3つ目にご紹介するのは、東京都豊島区にある「ハートワン動物病院」です。
ハートワン動物病院は病院が運営するペットホテルであり、健康チェックの他にも爪切り・耳掃除・シャンプー・トリミングといったケアを実施してくれます。
そんなハートワン動物病院を利用する際の値段は、以下の通りです。
1泊料金(税別) | 半日料金(税別) | |
犬(~5kg) | 2,900円 | 1,450円 |
犬(5~10kg) | 3,400円 | 1,700円 |
犬(10~20kg) | 4,400円 | 2,200円 |
犬(20~40kg) | 5,400円 | 2,700円 |
犬(40kg以上) | 6,400円 | 3,200円 |
猫・うさぎ・フェレット | 2,900円 | 1,450円 |
犬は超大型犬まで受け付けており、その他にも猫・うさぎ・フェレットといった小動物類も利用することができます。
また、日程が合えばドッグトレーニングや歯磨きケアなども受講ができるため、幅広いサービスを受けられるのも魅力の1つ。
ですが、基本的にお迎えが当日の場合は半日料金での利用となりますが、午後4時を過ぎる場合は追加で半日料金が必要となるため注意が必要です。
J-Line
引用:J-Line
4つ目にご紹介するのは、東京都世田谷区にある「J-Line」です。
J-Lineは、ホテル利用だけでなくペットシッターのサービスも実施しており、世田谷区周辺であれば送迎まで行ってくれるペットホテルとなっています。
そんなJ-Lineを利用する際の値段は、以下の通りです。
小型犬7kg未満 | 4,000円 |
中型犬7kg以上 | 4,500円 |
大型犬20kg以上 | 5,500円 |
猫 | 4,000円 |
ハムスター | 2,500円 |
その他 | 3,300円 |
犬や猫の他にもハムスターなどの小動物も受け付けており、犬を預ける場合は1頭増やすごとに500円、さらに3頭目以降は1,000円引きとなるそう。
お散歩は1日2回行ってくれる他、トリミングはホテル利用の割引にて500円お得に利用することができます。
さらに、電話やメールにてペットの状態を報告してくれるため、常にペットの様子を知ることができるのも安心して利用できる点と言えるでしょう。
PET SPA
引用:PET SPA
5つ目にご紹介するのは、東京都に複数の店舗を構えている「PET SPA」です。
PET SPAは、宿泊だけでなくショートステイでの利用も可能となっています。
そんなPET SPAを利用する際の値段は、以下の通りです。
小型犬 | 4,400円 |
中型犬 | 5,500円 |
大型犬 | 8,800円 |
超大型犬 | 9,000円 |
ショートステイ料金 | 1時間660円~ |
上記は高輪店の値段表となっており、店舗によって価格がことなるため事前のチェックが必須です。
PET SPAでは1日2回のお散歩タイムを設けている他、冷暖房完備の部屋に1頭あたり1つのケージを用意しているため、ペットのストレスも最低限に抑えることができます。
さらに、滞在中の様子を記したカルテも貰うことができ、今後のペットホテル利用に役立てることが出来るのも嬉しい点。
また、ホテル利用の割引にてシャンプーなどの複数コースが10%OFFで利用できるのも魅力の1つとなっています。
ペットサロン&ホテル With
6つ目にご紹介するのは、東京都の新宿区と中野区に店舗を構える「ペットサロン&ホテル With」です。
ペットサロン&ホテル withは宿泊の他にお散歩なども実施しており、新宿店はよりペットが快適に過ごせるようオーダーメイドのホテルとなっているそう。
そんなペットサロン&ホテル Withを利用する際の値段は、以下の通りです。
小型犬 | 中型犬 | |
ホテル利用(1泊) | 3,300円 | 4,300円 |
一時お預かり利用(1時間) | 400円 | 500円 |
重量 | 6.9kgまで | 7-15kgまで |
1泊利用の他一時お預かりでの利用も可能となっており、値段はペットの体の大きさによって2種類に分けられています。
また、中野店では動物愛護法の基準によりお預かりできるペットの大きさが「体高27cmまで・体長33cm」までと定められているため、注意が必要です。
ペットホテルの値段を安くする方法は?
ペットホテルの値段を少しでも安くする方法は、以下の通りです。
- 連泊割引を利用する
- 都心のペットホテルは避ける
- ペットに合わせた優先順位を付けてオプションを選ぶ
超大型犬の利用や長期宿泊などをするとなると、少々費用も高めになってしまうペットホテル。
ですが、これらの方法を試してみることで少しお得に利用することができます。
それでは、1つずつ詳しく解説していきます。
連泊割引を利用する
1つ目の方法は、「連泊割引を利用する」というものです。
宿泊可能なペットホテルの多くでは連泊をすると値段が安くなるお得な割引を実施しており、知っているだけでもかなりお得に利用することができます。
何泊以上でいくら割引されるのかは施設によって異なるため、少しでもお得にペットホテルの値段を安くしたいという場合は、連泊割引を実施している施設を選ぶと良いでしょう。
都心のペットホテルは避ける
2つ目の方法は、「都心のペットホテルは避ける」というものです。
先ほども少しご紹介した通り、ペットホテルは地域によって価格が異なる場合が多く、都心に近いほど高くなる傾向にあります。
そのため、少しでも値段を安くしたいという場合は都心から離れたペットホテルを選ぶと良いでしょう。
ペットに合わせた優先順位を付けてオプションを選ぶ
3つ目の方法は、「ペットに合わせた優先順位を付けてペットホテルを選ぶ」というものです。
ペットホテルでは基本料金の他にオプション代が必要となるケースが多く、ペットの快適な生活のためにあれもこれもとプラスしてしまいたくなりますよね。
ですが、値段を安くするという点では必要最低限のオプションに留める必要があります。
例えば、スキンシップが好きなペットであればマッサージなどのオプションを付け、ストレスに弱い子や他の動物に慣れていない子などは個室の部屋を選ぶなど、ペットの性格に合わせて優先順位を付けオプションを決めてあげるのがおすすめです。
ペットホテルを利用する際の注意点
ペットホテルを利用する際の注意点は、以下の4つです。
- 健康状態をチェック
- ワクチン接種済みであるかどうか
- ケージに慣れさせておく必要がある
- 食べ慣れたエサを用意する
それでは、1つずつ詳しく解説していきます。
健康状態をチェック
1つ目に注意したいのが、ペットをホテルに預ける前に「健康状態をチェックしておく」という点です。
ペットホテルには数多くのペットが滞在しており、1匹でも健康状態が悪いとウイルスなどがすぐに蔓延してしまう恐れがあります。
ペット自身が快適に過ごせずストレスを溜めてしまわないようにはもちろん、他のペットへの影響も考え、利用する前には必ず健康状態をチェックすることが大切です。
また、常用している薬などがある場合は必ず持参するようにしましょう。
ワクチン接種済みであるかどうか
2つ目に注意したいのが、「ワクチン接種済みであるかどうか」という点です。
多くのペットホテルではワクチンの接種やノミ・ダニ予防を済ませていることが利用条件となっている場合が多く、中には摂取証明書を求められる場合も。
中にはワクチン接種後1週間を空けてからでないと利用できないケースもあるため、各ペットホテルの情報をしっかりとチェックしておくのがおすすめです。
ケージに慣れさせておく必要がある
3つ目に注意したいのが、「ケージに慣れさせておく必要がある」という点です。
普段からケージ内でペットを飼っている場合は必要ありませんが、放し飼いをしている場合などは注意が必要です。
ホテルによってはケージ内でペットのお世話をするケースもあり、そうなると慣れない環境の中でストレスを溜めてしまう原因となってしまいます。
そのため、ケージ内でのお預けを利用する場合は、事前にケージに慣れさせるなどの対策を取っておくと良いでしょう。
食べ慣れたエサを用意する
4つ目に注意したいのが、「食べ慣れたエサを用意する」という点です。
多くのホテルではエサを用意していますが、ペットは慣れない環境にストレスを感じてしまうことも多く、出されたエサに口を付けないという可能性も考えられます。
そのため、できる限りいつも食べている慣れたエサを持参するようにしましょう。
まとで
今回は、ペットホテルの値段や相場、おすすめ6選についてご紹介いたしました。
ペットホテルの値段は動物の種類や体の大きさによって異なり、基本的には3,000円~6,000円ほどが相場となっています。
また、ペットホテルによってはお得な割引クーポンを利用できる場合もあるため、よりお得に利用したいという方はそちらも合わせて利用してみると良いでしょう。
ぜひ本記事を参考に、値段も安くあなたのペットに合ったペットホテルを見つけてみてはいかがでしょうか。
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