ペットの骨壷をご存じでしょうか。
飼い主さんにとって、出来れば考えたくないことではありますが、大切なペットが亡くなってしまった後、遺骨をどのように管理するかは考えておかなくてはなりません。
その一つのアイテムに骨壷があるのですが、最近はペットの骨壷もたくさんの種類があり、選ぶのも一苦労だったりします。
この記事では、ペットの遺骨を骨壷で大事に管理する方法をはじめとして、他の遺骨管理方法やおすすめのペットの骨壷を紹介していきます。
ペットの遺骨を骨壷で保管する方法
目次
家族同然のペットがなくなった時は火葬すると思いますが、その後の遺骨の管理はどのようにしたら良いのでしょうか。亡くなっても傍にいて欲しいと思うのは当然のことです。
そこでお勧めなのが骨壷を使った保管方法です。ペットの骨壷は小さな壷でペットの遺骨を入れるのに適したサイズになっています。
使い方も簡単で中に遺骨を入れるだけなのですが、出来ればこの時は直に遺骨を入れるのではなく、半紙などに遺骨を丁寧にくるんで、入れておくのが良いでしょう。
最近は、ペットの骨壷も色々な種類が販売されており、棚などに置くタイプだけでなく、ペンダント型で常に身に付けて歩けるようなタイプの骨壷も販売されています。
ペットの骨壷以外の遺骨管理方法
ペットの骨壷で遺骨を保管するのが主流ではありますが、その他にもペット霊園を利用したり、庭に埋めるなどの方法もあります。それぞれメリット、デメリットがあるので紹介していきます。
ペット霊園を利用する
ペットの骨壷を使った遺骨保管方法が主流ですが、他にはペット霊園を利用する方法もあります。ペットのお墓を立てる感じになるのですが、メリットとしては、綺麗に管理された土地でペットが安らかに眠れることにあります。
ペット霊園はサービスとして展開されているので、お墓も綺麗に管理されている為に、常に清潔な状態でペットの遺骨を保管しておくことが可能となっています。
ただ、こちらはサービスなので毎月の料金が発生します。それとは別にお墓を立てる金額が10万円前後と費用が大きいのはデメリットと言えるかもしれません。とは言え、大切なペットにかかる費用ですから、一概にデメリットと言い切れない部分もあります。
ペット霊園を利用する際に悩むのは、管理された土地でペットの遺骨を保管するか、それとも骨壷を使って常に自分たちの目の届く場所で管理するのとどちらが良いのかということです。
例えば、ペットの生前にゆかりのある土地で、その土地が好きだったのであればペット霊園の利用も選択肢に入りますが、ペットとしては大好きな飼い主さんの傍に置いてもらった方が嬉しいでしょうから、基本的には骨壷での保管選択で良いかもしれません。
庭に埋める
持ち家などで自宅に庭がある場合は、庭に埋めてお墓を立ててあげる選択肢も出てきます。ただ、この際、犬や猫など大きめのペットの場合ですとしっかり霊園などに依頼して火葬してもらった方が良いでしょう。
その後、半紙などに遺骨をくるんで庭に埋めるのが良いです。
ただ、庭に埋める場合、掘った穴が浅いと、その後、野生の動物などに掘り返される危険性が非常に高いです。
その為最低でも60cm以上の穴を掘ってから遺骨を埋めるようにしましょう。持ち家の場合だと、庭に埋めることでいつもペットを傍におけるのでこれがメリットにはなるのですが、雨などが降った場合は気になってしまうこともあるでしょう。
やがて土に還るとは言え、雨が降って冷たい思いをしていないかなどは気になるところでしょうから、自分たちのそばに置くという視点で考えれば庭に埋めるよりもペットの骨壷を使って保管した方が良いように思えます。
海に帰す
ペットを火葬してもらった後、遺骨を海に帰すという選択をする方もいるみたいです。ただ、正直これはお勧めしません。深い冷たい海の底にペットの骨があるのですから、ペットも寂しいでしょうし、飼い主にとっても二度と会えなくなってしまう選択となります。
ペットも飼い主の傍に居たい気持ちはありますし、飼い主も同じだと思います。ですので、これ以外の方法でペットの遺骨を扱うことを強くお勧めします。
ペットがなくなった時のメンタルケア方法
ペットが亡くなった時、遺骨の管理方法を考えるのも大事ですが、それとは別に自身のケアも考える必要があります。大切なペットは家族同然ですから、飼い主にとっては家族を亡くしたのと同じことと言えます。
しっかりと自身のケアを行い、前を向いて歩かなければ亡くなったペットも心配してしまうことでしょう。メンタルケアで必要な3つのポイントを紹介します。
ペットロス症候群に注意!
ペットロス症候群はペットを亡くしたことによる精神的なダメージを起因とした自身の心身に与えられる不調を意味します。精神的に落ち込むのは当然ですが、食事を取れなくなり体調不良になるケースも少なくありません。
身体的な不調だけでなく、心理状態にも大きな影響があり、ひどい場合にはうつ病になるケースも珍しくないので注意が必要です。
ペットが亡くなった現実を受け入れられず、精神的に不安定になり、怒りと悲しみが交互にくるケースがあるのですが、この状態は危険信号となっています。もし、自身の感情のコントロールが出来ない時は病院を訪ねるなどして自身のケアを行いましょう。
また、ペットの死因にもよってきますが、寿命によるものであれば、天寿を全うしたと事実を見るようにしましょう。ペットにしても寿命まで生きれるように飼い主に可愛がってもらったのですから、これ以上に幸せなことはないはずです。
思い切り泣く
ペットが亡くなってしまった時、悲しみを思い切り表に出すことをお勧めします。泣いたらペットが安心して成仏できないと思い、泣くのを我慢する人もいるみたいですが、これは逆効果です。
悲しい時は泣いて下さい。
これ以上に涙が出ないと思うまで、泣いて自分の気持ちを楽にすることがメンタルケアには最適です。
ペットとの思い出に浸る
悲しいかもしれませんが、今一度、ペットとの思い出に浸ってみて下さい。本当に色々なことがあったと思います。ペットに癒されたこと、笑わされたこと、素敵な思い出がたくさんありますよね。
飼い主が幸せを感じていた時、ペットも同じ気持ちなのです。自分が天国に行った後、こんなにも悲しんでくれる飼い主の元で生活できたことは、ペットにとって本当に幸せな時間だったハズです。
ですので、その幸せな時間を忘れないように、今一度思い出して自分の気持ちに整理をつけていきましょう。亡くなる直前はしんどそうにしていたかもしれません。でも、それ以上に楽しそうに、嬉しそうにしていた時間の方が長かったはずです。
ペットはとても頭が良く、人間の感情を理解してくれています。だから、飼い主さんに愛されていたことを分かってくれているハズですから、そのことを頭に入れながら楽しかった思い出と一緒に自分の気持ちを整理してみて下さい。
ペットの骨壺の管理方法の注意点
ペットの骨壷で遺骨を管理する際ですが、いくつか注意点があるので、それを紹介していきます。
ペットの骨壷を清潔な状態を保つ
ペットの骨壷ですが、清潔な状態を保つようにしましょう。
衛生面の話ではなく、亡きペットを思ってのことです。
骨壷は置いておくだけで埃をかぶってしまいます。そのようなことがないように、定期的に骨壷を拭いたりしながら清潔な状態を保ってあげて下さい。
それがペットの供養になります。
ペットの骨壷は安全な場所に置く
ペットの骨壷を清潔な状態に保つことも大事ですが、安全な場所で保管するのも大切なことです。床に落ちて割れやすい場所への保管は避けておくのが良いでしょう。また、地震が起こった時のことも想定して保管場所を選ぶのも大事です。
万が一、床に置いて割れてしまうと、その際に骨も割れてしまう危険性がありますし、骨と壷の破片が混ざってしまうことも考えられますので、くれぐれも保管場所には気を付けて下さい。
大事なペットだからこそ!おすすめペット骨壷BEST5
ペットの骨壷を使えば上手に遺骨の保管が出来ることはお分かり頂けたと思います。
でも、実際に骨壷を探すと、たくさんの種類があり、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで今から人気且つおすすめのペットの骨壷を紹介していきます。
1ペット仏壇メモリアルボックス
引用:楽天EC
大切なペットだからこそ、他界したあとも丁寧に供養したいというのは、飼い主なら誰でも思うことでしょう。そんな方にお勧めなのがこちらのペットの骨壷などがセットになったメモリアルボックスです。
モデンでシンプルな仏壇ながら、すりガラス調のマドが付いており、おしゃれなデザインになっています。全体的におしゃれな作りになっているので、部屋のどこに置いても違和感がありません。
仏壇に見えてしまうと部屋が少し暗くなることを気にする方もいますが、こちらのメモリアルボックスであれば、明るい雰囲気ですし、いつまでもペットの傍にいることが可能となります。
金額は19800円と少し高めにはなっていますが、6点セットでの金額なのでコスパは良いと言えるでしょう。
2ATUSANO犬・猫の形骨壷
引用:amazon
金額が2398円とリーズナブルで人気なのが犬・猫の形をした骨壷となっています。ペットの種類に応じて猫か犬を選べるのが良いところです。デザインがとても可愛く、とても骨壷とは思えないです。
その為、部屋のどこにでも置くことができるようになっています。
猫の形の骨壷だと肉球のマークがついていて、とっても可愛いのが魅力的です。
デザイン性が優れているのですが、機能性も十分で密封性がとても高いです。その為、湿気から遺骨をしっかりと守ってくれます。小さなペットの遺骨から大きなペットの遺骨まで保管できる万能型の骨壷となっています。
3猫の形ミニ骨壷
引用:楽天EC
横7.7cm、縦8.3cmの小さな骨壷も人気になっています。火葬して粉末状に遺骨をしてもらった場合は骨の保管は意外と面倒なのですが、このミニ骨壷であれば、粉末を全て収納できるのでとても便利です。
金額は3500円前後と安いのですが、機能性は十分で遺骨の保管には申し分ありません。ただ、防水機能はついていないので、水場が近くにあって落としやすい場所に置くのはやめておきましょう。
遺骨だけでなく、毛や髭、ツメなども保管することが可能なアイテムなので、何かしら使い勝手は非常に良いです。骨はペット霊園に保管して爪などは自宅で骨壷で保管という選択もできることでしょう。
4エスケーわすれな草骨壷
引用:amazon
ペットの骨壷は比較的可愛いデザインのものが多いのですが、こちらの商品は大人しいながらも癒しのあるデザインで骨壷全体にわすれな草がプリントアウトされています。
骨壷っぽく見えると言えば見えますが、暗いデザインではないので、比較的リビングなどに置きやすいので購入しやすいでしょう。大きさも全部で6種類あるので、飼っていたペットの大きさに応じて骨壷を選べるのが利点となっています。
値段も3000円~と安いので、骨壷をどれにするか迷った時は選択肢の一つに入れても良いかもしれません。ただ、7寸の大きさになると1万円を超えてくるので他の骨壷を選ぶ方が良いでしょう。
5遺骨ペンダント
引用:未来創想
大好きなペットといつでもそばに居たいという方にお勧めなのがこちらの遺骨ペンダントです。ペンダントの部分に遺骨を収納できるようになっているので、肌身離さずいれば、外出先でも亡くなったペットと一緒にいることが出来ます。
デザインもわっかやしずく型など様々な形があるので、自分の好きなデザインの中から選べるのがメリットとなります。ただ、持ち運びが出来てしまうので、外出先でなくしてしまうと、ペットの遺骨ごとなくしてしまうので管理にはくれぐれも気を付ける必要があります。
値段はピンキリになっており、安い物であれば数千円で購入できますが、中にはゴールドの高価なものもあり、こういうタイプになると10万円は超えてきます。
使い方としては遺骨の一部をペンダントに入れて一緒に持ち運び、他の骨は自宅で骨壷で管理するというのがお勧めです。
まとめ
以上がペットの骨壷を使った遺骨の保管方法となります。
今まで、一緒に過ごしてきたペットだからこそ、寿命をまっとうした後も大切にしてあげたいのは誰もが思うところでしょう。
ペット霊園などでの供養も良いですが、ペットにとってみれば、大好きな飼い主の傍にいれることが何よりも嬉しいことです。
ぜひ、骨壷を使った供養の方法を優先して考えてもらえれば幸いです。