犬や猫だけでなく、うさぎも近年ではペットとして人気があります。
しかし、うさぎは環境の変化などで体調を崩しやすい動物です。
些細な体調の変化でも、すぐに病院を利用して、健康状態を気にしてあげる必要があります。
気兼ねなく診察を受けるためにも、ペット保険に加入をすると万が一のときも安心です。
今回はうさぎの罹りやすい病気や怪我のほか、おすすめのペット保険をご紹介いたします。
また、犬や猫向けのペット保険や、保険選びで気をつけたいポイントは以下の記事をご参照ください。
うさぎもペット保険に入る必要はある?
目次
ペット保険は大事な家族である、ペットの健康を守るために最適な商品です。
犬や猫の保険加入はメジャーですが、うさぎ向けの保険も販売されています。
うさぎはストレス等に弱く、体調に影響を及ぼしやすいため、動物病院へ行きやすい環境を用意しておく必要があります。
ペット保険は通院や手術にかかった治療費を負担してもらえるため、気軽に病院へ通いやすくなります。
お金を気にせずに、大事なうさぎが元気に過ごすための備えとして、ペット保険は必要です。
うさぎがペット保険に入るべき理由
なぜ、うさぎがペット保険に加入する必要があるか確認しましょう。
うさぎのことを知った上で、保険への加入を検討してください。
うさぎはストレスに弱い
うさぎは犬や猫といった動物に比べて、ストレスに弱いとされています。
ストレスを感じる要因はさまざまで、テレビの音や飼い主とのコミュニケーションで発生する場合もあります。
我慢強い性格でもあるため、不快な状態のまま過ごしてしまい、結果問題行動や体調不良につながってしまいます。
あまり悟られないようにするため、常にうさぎの状態や体調の確認が必要です。
些細な変化でも体調に問題がある際は、受診をするようにしましょう。
気温や環境の変化に敏感
ストレスに弱いということと合わせて、環境の変化などに非常に敏感です。
住む環境の変化だけでなく、気温や音といった些細な要因で、体調に影響してしまいます。
特に暑さにも寒さにも弱いため、常に温度管理に気を配る必要があります。
夏は冷房、冬は暖房を使用して、熱中症や低体温にならないよう注意しましょう。
また、臭いに対しても敏感なため、トイレや食器といった道具も常に清潔に保ちましょう。
一緒に生活をする上で、気にかけておくポイントは多くあります。
ストレスが原因の体調不良にならないような対策と、万が一病院へ向かう場合の対策として保険に加入をしておくと安心です。
うさぎに多い怪我や病気を知る
保険へ加入する前に、まずはうさぎに多い怪我や病気を知っておきましょう。
罹りやすい病気を知っておくだけで、万が一の時も対応しやすくなります。
- 骨折や脱臼
- 毛球症
- 熱中症
- 不正咬合
- パスツレラ病
- スナッフル
- 皮膚疾患
うさぎは骨が強くないため、高い場所からの落下、強い力で抱っこされるといった要因で骨折や脱臼をしてしまいます。
手足のほか腰椎の怪我も多いため、特に抱っこをする際は常に力加減の注意が必要です。
歯が正常な方向に伸びず、内側や外側に向かって生えてしまい、口の中を傷つけてしまう不正咬合もよく起きる症状です。
噛み合わせが原因で、食欲不振のほか歯肉炎といった病気にもつながってしまいます。
また消化器官の病気にも罹りやすく、食欲がない、フンが正常ではないといった状態が見られます。
普段との様子がどの程度違うかを、常に観察して気を配っておきましょう。
健康管理に必要なことも知っておく
大事なうさぎの健康を守るためには、とにかく対策が重要です。
追われる側であることがほとんどだった理由から、うさぎは本能として音や刺激に敏感です。
季節を問わずに気温管理を徹底することで、熱中症といった体調不良を防げます。
また、何に対してストレスを感じているのかを、把握して上げることも大切です。
テレビの音や抱っこに対しての反応や、構った時の様子を常に観察する癖を付けておくと、小さな変化にも気づいて上げられます。
少しでも違和感を抱いた際には、すぐに病院への受診か相談サービスなどで、解消しましょう。
うさぎのペット保険で見ておくべきポイント
うさぎのペット保険を検討しているけれど、何を重視すべきかわからないといった方に気を付けるポイントもご紹介します。
保険料のほか付帯サービスにも目を向けておくと、より使いやすい商品を見つけやすくなります。
特に補償内容と補償割合に注意をして、保険を有効に使用できるように備えましょう。
補償の割合と補償内容のバランスを確認する
ペット保険は補償割合が、商品やプランによって異なります。
一般的には50%と70%、100%の3つの割合に分けられます。
年齢や種類によって罹りやすい病気のリスクは異なるため、状態に応じて選択をしましょう。
治療の機会が多くなりそうであれば、治療費を心配する必要のない100%を、若い時であれば50%や70%が最適です。
また、補償内容となっている病気や、怪我はどうなっているかも確認しましょう。
保険に入っていたのに、補償対象外だったので全額自己負担だったということもあります。
手術はすべてに対応しているか、特定の病気に対する対応内容などを確認して備えましょう。
月々の保険料や年齢による変化を把握する
保険はペットの年齢が上がるにつれて、保険料が上昇します。
加入時は安かったけれど、高齢になって高額になっていたという場合も起こりえます。
申し込みの前に、シミュレーターを利用して実際にどの程度の保険料となるか、上昇の回数やタイミングはどうなっているかを把握しましょう。
また、月払いか年払いかによっても、支払いの総額が異なる場合もあります。
より、費用を抑えて支払いたい場合はどちらがお得になるか、割引は用意されているかも調べましょう。
さらに、特約や付帯サービスも知っておくと、もしもの時も安心です。
窓口精算や獣医師の相談サービスなど、便利に利用できるサービスが用意されてる場合があります。
特に使用しやすいサービスがある商品を選ぶと、後悔なくペットとの生活を送れます。
新規加入や更新の年齢制限はあるか
ペット保険には、年齢制限が付きものです。
新規加入や更新に関して、上限年齢が設定されている場合もあるため、事前に確認しておく必要があります。
商品によっては新規加入は3歳までといった上限があるため、加入は早めに検討しておくと安心です。
更新については年齢と同時に、病歴による条件も確認しましょう。
更新の審査は病歴や前年の保険の使用履歴を元に行われ、内容によっては断られたり条件付きになったりする場合があります。
大切なうさぎが健康で長生きするためにも、ペット保険に長く加入し続けるための条件も調べておきましょう。
うさぎを飼っている人におすすめのペット保険3選
ここからは、うさぎを飼っている人におすすめの保険を3つご紹介します。
それぞれの保険の補償内容や、割合などを比較して検討しましょう。
どうぶつ健保ふぁみりぃ
引用元:どうぶつ保険ふぁみりぃ
保険料 | 70%プラン 月々3,270円 50%プラン 月々2,460円 |
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補償内容 | 通院 入院 手術 |
制限 | 70%プランは通院・入院ともに最高14,000円、手術は最高140,000円まで 50%プランは通院・入院ともに最高10,000円、手術は最高100,000円まで (通院・入院は年間20日、手術は2回) |
精算方法 | 対応の病院では窓口請求 対応外の病院では直接請求 LINEで送信 |
割引 | 多頭割引 健康割増引制度 |
加入年齢 | 満3歳11ヶ月まで加入可能 |
どうぶつ健保ふぁみりぃは、犬や猫だけでなくうさぎを含めた小動物にも対応した保険があります。
入院や手術はもちろん通院にも利用できるため、気軽に病院にも通いやすくなります。
対応している病院では窓口請求が利用できるため、請求する手間がかからず面倒な手続きはありません。
直接請求の場合でもLINEから送信できるため、郵送の手間はかからず手軽です。
特約で賠償責任についてのサービスも用意されているため、来客の靴をかじってしまったといった時も安心です。
さらに、多頭割引や健康割増制度といった、より月々の支払いを抑えられる制度も用意されています。
新規の加入年齢が3歳11ヶ月までとやや早いですが、手厚いサービスを利用したい人におすすめの保険です。
ペット保険プリズムコール®︎SBIプリズム少額短期保険
引用元:ペット保険プリズムコール®︎SBIプリズム少額短期保険
保険料 | グリーンプランⅡ 月々3,780円 オレンジプランⅡ 月々3,130円 ホワイトプランⅡ 月々1,660円 |
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補償内容 | 通院 入院 手術 |
制限 | グリーンプランⅡは通院は日額5,000円(年間60日まで)、入院は日額10,000円(年間60日まで)、 手術は1回90,000円まで(年2回まで) オレンジプランⅡは通院は日額4,000円(年間30日まで)、入院は日額8,000円(年間30日まで)、 手術は1回60,000円まで(年2回まで) ホワイトプランⅡ通院の補償なし、入院は日額10,000円(年間30日まで)、手術は1回150,000円まで(年2回まで) |
精算方法 | 直接請求 ネットもしくは郵送にて請求 |
割引 | 多頭割引 |
加入年齢 | 生後30日から満11歳未満まで加入可能 |
ペット保険プリズムコール®︎SBIプリズム少額短期保険は、保障限度額内であれば100%の補償がされる保険です。
重視したい内容によってプランを選べ、通院も入院も強くしたい場合はグリーンプランⅡが最適です。
バランスを取りたい場合は、オレンジプランⅡも選べます。
満11歳まで加入を受け付けているため、病気が増えやすい年齢に備えたい場合にも入れる可能性があります。
基本的に保険料が年齢によって上がることはないため、安心して長く利用しやすい商品です。
ガンに関する手術は補償の対象外ですが、ガンについての入院や手術は補償され、限度額まで支払われます。
金銭的な負担を軽くしながら、長く利用したい場合には最適な商品です。
うちの子キュート
引用元:うちの子キュート
保険料 | 70%プラン 月々2,810円 50%プラン 月々2,290円 30%プラン 月々1,740円 |
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補償内容 | 通院 入院 手術 |
制限 | 70%プランは通院は1日あたり12,000円、入院は1日あたり30,000円、手術は1回150,000円まで 50%プランは通院は1日あたり12,000円、入院は1日あたり12,000円、手術は1回100,000円まで 30%プラン通院は1日あたり9,000円、入院は1日あたり9,000円、手術は1回40,000円まで (通院・入院は年間22日まで、手術は年2回まで) |
精算方法 | 対象の病院では窓口請求 対応外の病院は直接請求 |
割引 | 多頭割引 |
加入年齢 | 満0歳から満1歳11ヶ月まで加入可能 |
うちの子キュートは小動物向けの、ペット保険となっています。
新規加入の条件は、下記の2つに該当した場合になります。
- 満0歳から満1歳11ヶ月まで
- ペットの引き渡しまでに申し込みをする
ペットを迎えてからの加入はできないため、飼うと決めてから引き渡しまでに決定をする必要があります。
補償は70%と50%、30%の3タイプがあり、保険料や内容を元に決められます。
対応の病院では窓口精算も可能なため、面倒な手続きなく病院を利用できます。
保険料の支払い方法はクレジットカードと、口座振替の2つが用意されています。
支払い方法によって支払い日が変わるので、希望の支払い方法と支払い日のスケジュールを確認しておきましょう。
ペットを迎え入れた日から備えたい場合には、うちの子キュートは最適な保険です。
まとめ
うさぎを飼っている方に、おすすめのペット保険をご紹介しました。
うさぎは気温の変化など些細な要因によって、体調を崩しやすい動物です。
少しでも健康で長生きするためには、通院や入院に対する補償は必須です。
大切なペットとの楽しい時間を過ごすためにも、ぜひ保険への加入を検討してください。