大切な家族であるペットの健康をサポートしてくれる商品は多くあり、購入や利用には迷ってしまいます。
その中でも今回は、ペットの大切な身体をサポートしてくれる保険についてご紹介します。
ペットとの楽しく健康な毎日を送るためにも、ぜひご一読ください。
ペット保険の役割とは何か?
動物は人間と異なり公的な制度がないため、治療に関する費用は全額自己負担です。
病気や治療の内容によっては高額の支払いが必要となりますが、ペット保険を利用すると費用の一部を負担してもらえるため、高度な治療も安心して受けやすくなります。
金額によって、治療を諦める必要はありません。
通院自体がしやすくなり、ちょっとした不調でも気軽に利用できるため、病気の早期発見にもつながります。
さらに、商品によっては迷子の捜索や、賠償責任を負担してくれる場合もあり、ペットとの生活全般のサポートをしてくれます。
ペット保険の基本的な役割や内容については、下記の記事でも紹介しております。
ペット保険のメリット・デメリットを知っておく
ペット保険の利点や懸念するべき点を把握して、実際に利用するかどうかを決定しましょう。
また、詳しいペット保険の利点や懸念するべき点、は下記の記事でも記載しています。
ペット保険って本当に必要なの?メリット・デメリットを知って備える
ペット保険に加入するメリット
ペット保険は実際にかかった医療費の一部を負担してもらえる点が1番の利点で、商品やプランによって割合は異なります。
一般的には50%から負担され、補償割合が高くなるほど自己負担額が少なくなります。
70%のプランであれば、人間と同様に30%分の額で病院に通えるのは非常に嬉しいです。
徐々に通院や入院の機会が増えるため、支払う金額が少なくなるのは魅力です。
大きな病気やケガについてのほか、普段の通院も対象となる場合があるため、些細な不調でも病院を気軽に利用できるのも利点です。
もしもの時に余計な心配を抱えることなく対応できる点が、保険のメリットです。
また、迷子の捜索や獣医師への相談といったサービスも設けられており、ちょっとした不安もプロにLINEなどですぐに聞けるため、快適に生活を送れます。
中には車椅子の作成や、火葬についてのカバーをしてくれる場合もあるので、もしもの時も頼れます。
ペット保険のデメリット
商品によっては免責期間や金額が設定されている場合があり、条件を達成していない場合の医療費は全て自身で支払うことになります。
免責金額や補償対象外の病気など、保険料以外にも気を付けるべき点は多数あります。
そのほか、請求には手間や時間がかかることがほとんどです。
郵送や審査といった面倒な手続きや、待ち時間の待機を毎回行わなければならない場合があります。
デメリットも把握した上で利用するかどうか、また加入する際は金額とのバランスがとれているか調べましょう。
ペット保険で後悔が多い点も合わせて調べる
補償内容を詳しく調べていなかったため保険が利用できなかった場合や、条件に引っかかって更新ができない場合があります。
また、当初は安かったけれど年数が経つに従い、保険料が大幅に値上がりして、家計に影響してしまいます。
特約を申し込んでいない場合は、賠償責任を全額自身で払わなければなりません。
商品によっては補償や更新に年齢制限が設けられており、利用ができないといった事態も起こります。
手間がかかりますが、より健康的に楽しい生活を送るためには、しっかりと事前に調べることが大切です。
どんな場面で飼い主さんが心残りがあったかについては、以下の記事でまとめています。
犬や猫が気を付けるべき病気や必要な補償内容を調べる
保険に加入する・しないに関わらず、ペットによって罹りやすい病気やケガを調べましょう。
種類や体格によって、とっておくべき対策はさまざまです。
どのような症状があるのか知っておくことで、いざというときにどんな治療が必要となるかといった対応をしやすくなります。
また、小動物に対応した商品があるかについてもご紹介します。
犬が罹りやすい病気やケガは?必要な補償内容を把握する
まずは、犬に多い病気などについてご紹介します。
年齢などに関係なく多いとされている疾患の一部は、以下の通りです。
- 消化器疾患
- ガン
- 外耳炎
- 歯周病や虫歯
歯周病や虫歯は補償対象外とされている場合があるため、特に事前に調べておくと安心です。
また、体格や犬種によって、罹りやすい疾患は異なります。
小型犬の際は椎間板ヘルニアや僧帽弁閉鎖不全症といった症状が、大型犬の場合は胃捻転や甲状腺機能低下症などが多く見られます。
定期的な通院はもちろん、普段の生活から様子を確認して変わった点がないか、気を配る習慣を作りましょう。
犬のペット保険についてや、多く見られる病気については下記の記事でもご紹介しています。
ペット保険への加入で大切な犬との健康な生活を守るおすすめ保険5選
猫に多い病気やケガは?何に備えておくべきか
続いて猫に多く見られる病気についても、ご紹介をします。
- 誤飲
- 猫風邪
- 尿路結石
- 結膜炎
猫風邪も多く見られるため、鼻水が出ているくしゃみする時間が増えた場合は病院を受診しましょう。
尿路結石や腎不全に対しての補償があるのかについても把握しておくと、いざというときも安心です。
猫に必要な補償についてや疾患については、下記の記事内にも記載しています。
猫が健康に生活を続けるために病気や怪我に備えたペット保険を選ぶ
小動物に対応したペット保険はあるの?
犬や猫のペット保険は多くありますが、小動物に対してはどうなっているか気になりますよね。
うさぎやフェレットといった、動物に特化したペット保険もあります。
それぞれに多い病気はもちろん、通院や手術も手頃な価格でカバーしてもらえるのは魅力の1つです。
しかし、年齢制限が厳しい場合があるため、小動物の場合は飼う前からペット保険を利用するかの検討がおすすめです。
また、品種によっては対応していない商品もあるため、大切な家族が保険を利用できるのかも含めて調べましょう。
下記の記事ではうさぎをメインに、ペット保険をご紹介しています。
うさぎを飼っている方におすすめペット保険3選!ポイントも紹介!
各分野でおすすめのペット保険をご紹介
こちらでは、犬と猫、小動物の3つに分けて、おすすめの保険をご紹介いたします。
それぞれの特徴だけでなく、保険料や特約についても記載していますので、ぜひご活用ください。
犬を飼っている人におすすめのペット保険
まずは、犬を飼っている人におすすめの保険です。
年をとるにつれて通院の機会は増えるため、請求方法や入院といった点について制限が設けられているか確認しましょう。
また、割引制度があると、長い利用期間も費用を抑えて利用できます。
自分にとって使いやすい点があるか、補償内容は問題ないかを確認しましょう。
どうぶつ健保ふぁみりぃ
保険料 | 70%プラン 月々3,420円 50%プラン 月々2,560円 (どちらもトイプードル 1歳) |
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補償内容 | 通院 入院 手術 |
制限 | 70%プランは通院・入院ともに最高14,000円、手術は最高140,000円まで 50%プランは通院・入院ともに最高10,000円、手術は最高100,000円まで (通院・入院は年間20日、手術は2回) |
精算方法 | 対応の病院では窓口請求 対応外の病院では直接請求 LINEで送信 |
割引 | 多頭割引 健康割増引制度 |
加入年齢 | 満7歳11ヶ月まで加入可能 |
引用元:どうぶつ健保ふぁみりぃ
どうぶつ健保ふぁみりぃは、7歳11ヶ月まで加入できる保険です。
病気やケガが増えやすいタイミングに備えやすいため、いざというときも安心です。
保険金の請求は対応の病院であれば窓口請求が利用でき、その場で保険金額が適用されるため、面倒な手続きはありません。
対応していない病院でもLINEから請求ができるため、郵送の手間がかからずすぐに手続きをできます。
多頭割引のほか健康割増制度も用意されているため、健康状態によって誰でも月々の支払い金額を抑えられます。
また、迷子の捜索サービスや賠償責任特約も用意されています。
特に賠償責任特約は、ほかのペットにケガをさせた場合や、他人の物を破損した場合も対応してもらえるため安心です。
どうぶつ健保ふぁみりぃは犬だけでなく、猫や小動物にも対応した保険です。
犬を飼っている人だけでなく、複数種類のペットを飼っている人にも最適な商品といえます。
猫を飼っている人におすすめのペット保険
猫を飼っている人に、最適なペット保険もご紹介します。
猫に多い腎不全や猫風邪にも対応しており、保険料の上昇も少ない保険が使い勝手がいいといえます。
また、免責金額の設定がないと気軽に利用しやすくなるため、金額や回数に関する制限も確認しましょう。
わんデイズ・にゃんデイズ
保険料 | 70%プラン 月々1,580円 50%プラン 月々1,270円 (どちらも猫 0〜2歳) |
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補償内容 | 通院 入院 手術 |
制限 | 70%プランも50%プランも、通院・入院・手術、保険金額最高120万円まで補償 (通院は30万円、入院は60万円が限度額) |
精算方法 | 直接請求 ネットから請求 |
割引 | – |
加入年齢 | 生後30日から満8歳11ヶ月まで加入可能 |
引用元:わんデイズ・にゃんデイズ
わんデイズ・にゃんデイズは、生涯を通して支払いやすい保険料となっています。
年齢が上がるにつれて保険料は上昇しますが、わんデイズ・にゃんデイスはゆるやかに値上がりしていきます。
通院などへのお金がかかりやすい時期にも、月々の支払いを抑えられるのは嬉しいです。
また、通院や入院などの支払いに対して、1回あたりの上限金額は設定されていません。
免責金額もなく、全体の限度額内であれば、保険金が支払われます。
請求は直接請求ですが、ネットからアップロードができて、迅速に対応されるため手間が少なくなります。
月々の保険料は手頃にもかかわらず、補償が厚いためバランスのいい商品の1つです。
保険料の支払いはクレジットカードに対応しているため、手軽に支払いができます。
全国どの病院でも支払いの対象となるため、かかりつけの病院でも治療費を負担してもらえます。
月々の支払いを抑えつつ、補償も重視したい方におすすめの保険です。
小動物を飼っている人におすすめのペット保険
うさぎや鳥など、小動物にもペット保険は大切です。
小動物のケガや病気にも対応していて、使いやすい保険をご紹介します。
ペット保険プリズムコール®︎SBIプリズム少額短期保険
保険料 | グリーンプランⅡ 月々3,780円 オレンジプランⅡ 月々3,130円 ホワイトプランⅡ 月々1,660円 |
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補償内容 | 通院 入院 手術 |
制限 | グリーンプランⅡ 通院は日額5,000円 入院は日額10,000円(どちらも年間60日) 手術は1回90,000円(年2回) オレンジプランⅡ 通院は日額4,000円 入院は日額8,000円(どちらも年間30日) 手術は1回60,000円(年2回) ホワイトプランⅡ 通院は補償なし 入院は日額10,000円(年間30日) 手術は1回15,000円(年2回) |
精算方法 | 直接請求 ネットもしくは郵送から請求 |
割引 | 多頭割引 |
加入年齢 | 生後30日から満11歳まで加入可能(うさぎ) |
引用元:SBIプリズム少短
ペット保険プリズムコール®︎SBIプリズム少額短期保険は、補償割合が100%の商品です。
限度額内であれば全額補償されるため、気兼ねなく利用ができるのは魅力です。
プランは3つあり、それぞれ保険料や補償額が異なります。
通院に対して備えたい場合は、グリーンプランⅡやオレンジプランⅡを、手術や入院に特化したい場合はホワイトプランⅡがおすすめです。
うさぎの場合は満11歳まで加入できるのも、嬉しいポイントです。
ケガが増えやすいシニアにも備えられるため、飼い始めてから検討することもできます。
各プランは、年齢が上がっても保険料は変更されません。
保険料の心配を減らしつつ、100%の補償で安心して利用できる保険といえます。
まとめ
ペット保険について、メリットやデメリットから各おすすめまでご紹介しました。
後悔をせずに保険を選ぶために気を付ける点や、備えておきたい病気についてなど確認すべき点は多数あります。
値段や補償内容とのバランスを検討しつつ、ペットに合った保険を探しましょう。