ペットを飼っているご家庭では、騒音問題やにおい、床のキズ・へこみなど、様々なトラブルが起こり得ますよね。
ペット用カーペットを用意することは、ペットの安全で健康な生活を守ることだけではなく、上記のようなトラブルを防止・解決することにもつながります。
今回は、ペット用カーペットの選び方とおすすめの商品をご紹介します。大切なペットと家族の暮らしを守るために、ぜひ参考にしてください。
ペット用カーペットとは?
「普通の絨毯やカーペットを用意していれば、ペット用のものはわざわざ用意しなくてもいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、カーペットは意外と滑りやすく、思わぬ事故につながることも。
ペット用カーペットには、滑りにくい素材が使われることはもちろん、防カビ・防菌・消臭など、さまざまな加工が施されているものもあります。
ペットを飼うと掃除の手間もかかりますし家財にキズがつくことも考えられますが、ペット用カーペットを導入することで、そうした対応の手間も減らすことができるのです。
ペット用カーペットを敷くメリット
次に、ペット用のカーペットを敷くメリットを3つご紹介します。
メリット1.ペットの転倒・怪我防止
特に犬や猫など、室内で動き回るペットの場合は、飼い主の見ていないところで足が引っかかって転倒してしまうことも。ただ滑っただけでも、思わぬ事故や怪我につながりかねません。
ペット用カーペット商品の多くは、滑りにくい素材が使われており、ペットの爪が引っかからないよう加工がされています。そういった商品を利用することで、ペットが自由に動き回っても怪我をしづらくなり、飼い主も安心して過ごせるようになります。
メリット2.ペットの毛や汚れを掃除しやすい
ペットを飼っていると、どうしても抜け毛などで汚れやすくなりますよね。
普通のカーペットやラグだと、抜け毛が取りづらいものがほとんど。また、トイレの失敗や嘔吐があった場合にも、すぐに掃除することが難しい場合が多いと思います。
ペット用カーペットは、丸洗いが可能なものや、撥水加工など汚れがつきにくい加工がされているものが多いため、ペットが汚してしまっても清潔な状態を保ちやすいのです。
メリット3.騒音問題の防止
ペットを飼っている人が頭を悩ませる問題のひとつに、騒音問題があります。
鳴き声もありますが、マンションやアパートの場合、意外と足音が響くもの。特に犬などサイズの大きいペットの場合、階下の住人とのトラブルに発展しかねません。
カーペットを利用することで、ペットの足音を含む生活音を軽減し、騒音問題を回避しやすくなります。
ペット用カーペットの種類
ペット用カーペットには、さまざまな種類があります。ここでは形・素材ごとに5つのタイプを紹介しますので、どのタイプが合うか、参考にしていただければと思います。
(1)カーペットマット
いわゆる絨毯のことです。床全体を覆うデザインのものが多く、部屋の大きさに合っていれば設置の手間はかかりません。毛足の長いものの場合は、吸音性に優れ、また冬の底冷えも防ぐことができます。
一枚で利用するため、汚れたり破損したりした時は全体を買い替える必要があります。メンテナンス性は低いと言えるでしょう。
(2)クッションフロアタイプ
クッションフロアとは、塩化ビニル系の素材が使われたもので、高いクッション性と防音効果が期待できる特徴があります。また、デザインが豊富で部屋の雰囲気に合わせて選べますし、水を弾く性質があるためメンテナンスも簡単でしょう。
ただしクッションフロアは他の素材と比べて劣化しやすく、また高級感が出づらいため、チープな印象になりやすいことには注意が必要です。
(3)コルクタイプ
コルクを粉砕し、接着剤で一枚のタイルにして利用します。一度粉砕しているため、経年劣化でくずが取れてきてしまうことがあるので注意が必要です。
ただしコルクは保温性が高く、底冷えを軽減するとともに、高いクッション性でペットの怪我も防止することができます。
(4)ジョイントマット
ジョイントマットは、正方形のマットをつなげて使うタイプのマットです。
クッション性の高いものが多く吸音性が期待できますし、汚れが拭き取りやすいため管理のしやすさにも優れています。大きさを調整しやすく、部屋の広さや形に関係なく利用できるのも特徴のひとつです。
ただし、やはり安価に購入できる分、安っぽい印象になりやすい点には注意が必要です。また、手触りにあたたかみは感じにくいため、人が長時間リラックスして過ごすような空間にはなりづらいかもしれません。
(5)タイルカーペット
タイルカーペットは、一辺50cm程度の大きさのタイルを組み合わせて利用するタイプのカーペットです。カーペットならではのあたたかみはありながら、大きさを調整できるため利便性にも優れています。商品によっては、2種類異なる色のタイルを使ってオリジナルデザインを作ることも可能です。
通常のカーペットと比べると耐久性・クッション性には劣りますが、1枚ずつ取り外せるため破損した部分は取り外して買い替えることもできます。
ペット用カーペットの選び方
ペット用カーペットを選ぶ際には、大きく「ペットの保護ができるか」と「メンテナンスのしやすさ」の2点が重要です。5つのポイントに絞ってご紹介します。
1.滑りにくい素材を選ぶ
ペットの安全性を考えると、滑らないものであることは欠かせません。表面に凹凸加工がされているものや、塩化ビニルなど滑りにくい素材が使われているものを選びましょう。
裏面に滑り止めのついているものだと、動いた勢いでカーペットがズレることもなく安心です。
2.ペットの爪が引っかからない素材を選ぶ
犬や猫の場合、伸びた爪がカーペットの毛に引っかかってしまうことも。
カーペットの毛足(パイル)には「ループパイル」と「カットパイル」という2種類のタイプがあります。ループパイルは名前の通りパイルがループ状になっており、カットパイルは毛足を揃えてカットしている状態です。
一般的にカットパイルはやや耐久性に劣り、ループパイルは手触りがよく弾力性も高いとされていますが、ペット用カーペットとして利用する場合には、爪が引っかかりにくいカットパイルのものがお薦めです。
3.自宅で簡単に洗えるものを選ぶ
ペット用カーペットには汚れがつきもの。今は洗濯機で丸洗いできるものも増えていますが、ドライクリーニングが必要なもの、手洗いのみ可能なものもあるため、その洗い方で清潔さを保てるかを確認しましょう。
また、小さなタイルを組み合わせて使うものであれば、汚れた箇所のみを取り外して洗えるため衛生的です。
4.防水・撥水加工されているものを選ぶ
ペット用カーペットを選ぶ際には、機能面も重要です。防水・撥水加工がされていれば、汚れた時にさっと拭くだけで清潔にできます。
また商品によっては、防カビ・消臭・抗菌などの加工がされているものも。ペット用カーペットを選ぶ際には、どんな機能が搭載されているかもチェックしたいですね。
5.部屋の広さに合ったものを選ぶ
タイルカーペットやジョイントマットの場合は、一辺50cmほどのタイルを組み合わせるため、ある程度部屋の広さに合わせて使うことができます。しかし一枚で使うタイプだと、部屋の広さに合わず、カーペットの効果を十分に発揮できないおそれも。
部屋より小さすぎると、カーペットの下に埃や毛が溜まりやすかったり、使っているうちにどんどんズレてしまったりなど、様々なデメリットがあります。
また最近は、廊下用など用途に合ったカーペットや、簡単にはさみで切ることができ、部屋のサイズや形に合わせて形をつくれるものもあります。加工する手間はありますが、そうした商品を選ぶことも一つの手です。
おすすめのペット用カーペット5選
最近は、ペット用カーペットも様々なメーカーから販売されています。ここではおすすめのカーペットを5つ紹介しますので、商品選びの参考にしてください。
おすすめ1.ペット用はっ水タイルマット
タイルマットを組み合わせて使うタイプの商品です。マットに無数の気候が開いており、上から力が加わると無数の吸盤ができたようにくっつく仕組みとのこと。ペットが動き回ってもズレにくく、厚みが薄いためマットの端でつまずいてしまう心配もありません。
アンモニア消臭加工がされており、トイレを失敗してもにおいが残りにくい他、ネット使用での洗濯機利用も問題ないそうです。
床暖房対応なのもうれしいポイントですね。
商品情報
商品名 | ペット用はっ水タイルマット 同色20枚入り |
素材 | 表面:ポリエステル100% 裏面:アクリル樹脂(カテキン入り) |
色 | アイボリー/ベージュ/ブラウン/グレー |
サイズ | 1枚あたり約30cm×30cm×厚み0.4cm |
重量 | 1枚あたり約50g |
購入方法 | ベルーナインテリアNOAN |
おすすめ2.グラデーションラグ「コンガト」
出典: びっくりカーペット
こちらはラグタイプ。滑り止め・消臭・防ダニといったペットとの生活でうれしい加工が施されており、ホットカーペット・床暖房対応のため冬も快適に過ごすことができます。
また、フィラメント糸(長繊維)を使用しているため遊び毛や抜け毛、毛玉の発生が少ないのも特徴。ペットの毛を引き寄せづらい素材を利用し、家庭用掃除機で簡単に吸い取れるようになっています。
商品情報
商品名 | 日本製 防ダニ加工付!ペットと快適に過ごせるラグ 『コンガト アイボリー』 |
素材 | ナイロン100% |
色 | アイボリー/ダークグレー |
サイズ | 約130×190cm/190×190cm/190×240cm |
購入方法 | びっくりカーペット |
おすすめ3.東リはっ水タイルマット
出典:dinos
こちらはペット用商品ではありませんが、防汚加工・撥水加工がされているタイルマット。汚れてもさっと拭くだけできれいにすることができ、手洗いもできるため安心です。
また、業務用としても使われるほど耐久性に優れており、5層構造で長く利用してもへたりにくい仕様になっています。
カッターやはさみで床の形に合わせてカットでき、また11色と多彩なカラー展開のため、部屋の雰囲気に合わせて選べます。
商品情報
商品名 |
東リはっ水タイルマット 1セット(同色8枚組) |
素材 | 表面:BCFナイロン100% 裏面:塩化ビニル100% |
色 | イエローベージュ/ライトブラウン/ブルー/ライトグリーン/ライトグレー/ローズ/ブラック/ストライプグレー/ストライプネイビー/ストライプブラウン/ストライプチャコール |
サイズ | 1枚あたり約50cm×50cm 厚み約0.6cm 毛足約0.3cm |
重量 | 1枚あたり約1100g |
購入方法 | dinos |
おすすめ4.ペット用木目調マット
木目調プリントがされたペット用マットです。洗濯はできませんが、丈夫な構造になっており洗剤・ブラシなどで洗うことができます。
防音効果・抗菌効果も期待でき、高いクッション性からペットの足腰への負担も軽減してくれます。6色展開なので部屋の雰囲気に合うデザインのものを選べるでしょう。
商品情報
商品名 | ペット カーペット マット ラグ 洗える ペット用木目調マット 60×240cm |
素材 | 組成(パイル):ナイロン100% 基布:グラスファイバー バッキング:PVC |
色 | 6色展開 |
サイズ | 約60cm×240cm |
購入方法 | YAHOO!JAPANショッピング |
おすすめ5.貼ってはがせるフロアマット
出典:楽天市場
裏面がシールのようになっており、床に貼って利用するタイプのタイルカーペットです。塩化ビニル素材のため、食べこぼしなどもさっと拭き取るだけで清潔に保てます。
また、表面に凹凸があり、ペットが滑りにくい仕組みに。消臭機能やカビ・菌を抑制する加工もされており、人にもペットにもやさしい商品です。
商品情報
商品名 | 貼ってはがせるフロアマット 45×60cm 微粘着 同色セット |
素材 | 表面:塩化ビニル樹脂 中間:塩ビ発泡層 裏面:基材+微粘着剤(アクリル系樹脂) はくり紙:PP |
色 | ストライプベージュ/ストライプブラウン/ウッドライト/ウッドミディアム |
サイズ | 1枚あたり約45cm×60cm 厚み約0.3cm |
購入方法 | 楽天市場 |