ペットとの生活をより便利にしてくれるアイテムは、多くありますよね。
今回は普段の散歩や旅行の時に使える、スリングをご紹介します。
特に小型犬や中型犬を飼っている方は、ペット用の抱っこ紐の一種であるスリングを検討してください。
どんな場面で使えるのか、選び方のポイントは?おすすめのアイテムも同時にご紹介します。
普段の生活で使用できる場面があるか、気になるアイテムがあるかなど比較してみてください。
ペット用のスリングとはどういうアイテム?
ペット用のスリングは、主に犬用のアイテムとして販売されています。
抱っこ紐の一種で、もとは人間の赤ちゃんを抱っこする時に使う1枚の布でできたアイテムです。
普段の散歩や人が多い場所を歩く際に、すぐに抱えて歩けるため便利かつ安全な商品といえます。
キャリーバッグとの併用ができるので、旅行の際に状況に応じて使い分けれるのも嬉しいポイントです。
飼い主さんも両手が空くため、荷物の心配も減り、移動もしやすくなります。
徒歩だけでなく自転車での移動にも使えるため、通院の際などさまざまな場面で手軽に使えます。
今回は便利なスリングの使用場面や、選び方をご紹介します。
ぜひ、自身に合った商品があるか、検討してください。
ペット用のスリングを使う場面を考える
ペット用スリングは、どんな場面で使えるのか?メリットはあるか?を調べてみます。
普段の生活の中で使える場面があるか、照らし合わせながら確認してください。
道路の温度による熱中症や凍傷を防ぐ
犬は外を歩く際に、直接肉球部分がアスファルトなどの地面に付いてしまいます。
直接歩くとなると夏は火傷や熱中症、冬は凍傷のリスクが高くなります。
スリングを使用すると、地面から離れるため怪我の可能性も低く、公園など整った場所だけを歩けます。
さらに、地面から距離が離れるため熱中症も防げるようになります。
スリングは愛犬の健康を守るためにも、使用する箇所を限定して普段の散歩などにも使用できます。
小型犬や中型犬の場合は成犬になってからも使用できるため、季節や愛犬の状態に応じて使い分けられます。
また、大型犬でもパピー期の散歩トレーニングや移動の補助として使えるため、状況に合わせて選びましょう。
人混みの多い箇所や公共交通機関を利用する
日常生活の中では、どうしても人が多い箇所を一緒に歩く必要も出てきます。
そういった場所で安全に歩けるように、スリングを使用すると怪我の可能性が下がります。
移動もスムーズになるため、ほかの人の迷惑にもなりません。
電車やバスといった公共交通機関はもちろん、自転車に乗る時にも使えます。
常に自身の懐にペットがいるため、常に様子を確認できるのも嬉しいポイントです。
キャリーバッグの使用が難しい場面や、短時間のみなどその時に応じて使い分けられます。
蓋つきのタイプや、飛び出し防止機能が付いているとより安心して利用できます。
ペット用スリングを選ぶときのポイントは?
ペット用スリングが欲しいけど、どうやって選ぶべきかわからないといった方にポイントをご紹介します。
どんな場面で使うのか、素材や機能についてどうなっているか気になる点を洗い出してみましょう。
特に重点にしたい点がどこになるかを決めて、自身に合った商品選びを行いましょう。
場面に応じて選ぶ
まずは、スリングを使用する場面で考えましょう。
散歩や電車に乗る時など、使用するタイミングは飼い主さんによって異なります。
生活スタイルや、シーンによって必要な機能やデザインは変わります。
また、素材にも気をつけると、よりペットが快適に過ごせるようにもなります。
日常生活
まずは、普段の散歩などの日常生活です。
公園までの移動や、人が多い場所を通らなければならない場面でも、安心して移動ができます。
また、温度が高い場所も直接歩くことがなくなるため、火傷や熱中症のリスクが下がります。
自転車に乗って移動する際にも、ペット用スリングは使いやすいアイテムです。
安全にペットとのお出かけを楽しむために、飛び出し防止機能が付いているものを選びましょう。
リードを内部で引っ掛けるフックがあると、急に暴れて落下するといった事故を防げます。
さらに、散歩で利用する場合には、収納ポケットが付いていると便利です。
電車やバスに乗る時
電車やバスといった公共交通機関に乗る際や、人が多い場所を歩かなければならない時にもスリングは便利です。
クレーとやキャリーバッグでの乗車が基本とされますが、ペットの性格によってはスリングの方が適している場合もあります。
より距離が近くなり顔や様子が見れるため、安心して過ごせて吠えにくくなる時があるからです。
もし、電車などで利用する場合は蓋付きのタイプを選びましょう。
また、旅行の際にはキャリーバッグから、すぐにスリングに移動させられるため、1つ持っておくと安心です。
折りたたみできるタイプだと荷物にならず、持ち運びも簡単です。
ペットの体型に合わせて選ぶ
スリングはペットの体型に応じて、サイズ選びも変わります。
超小型犬向けであれば耐荷重が4kg程度のものを、小型犬は10kgまで中型犬なら15kgが目安になります。
また、パピー期のみに使用するのか、成犬になってからも使い続けるのかも検討しましょう。
子犬時代であれば問題なかったけれど、成長によってサイズが合わないといったことも起こります。
成長した後の体格についても加味した上で選ぶと、買い替えの必要もなく使えます。
耐荷重のほか長さや幅にも注意をしておくと、より快適に利用できます。
位置が下になりすぎる、サイズが思ったより小さいといった事態を防ぐためです。
また、スリングは体格の小さい犬種だけでなく、大型犬もパピー期なら使用可能です。
小さいうちの散歩トレーニングなど、状況によって使用を検討してください。
飼い主さんへの負担を考える
ペット用スリングは、飼い主さんの肩から下げる形で使用します。
そこに愛犬を入れて移動をするため、肩や腰といった身体に負担がかかります。
片方のみに負担が出るため、肩紐が身体に合っていないと、痛みが出てくることもあります。
長さの調整ができるタイプや、幅がしっかりとある商品を選ぶと身体へのダメージを減らせます。
また、場合によってはリュックタイプを選ぶと、より使い勝手がよくなります。
肩への負担も分散され、腰にも影響しにくくなるため、長時間の使用もしやすくなります。
ペットも飼い主さんも快適にスリングを使うために、機能面にこだわって購入しましょう。
おすすめのペット用スリング5選
ペットとのお出かけを快適にする、スリングを5つご紹介します。
目的や機能面で自身の状況に合った商品があるか、比較検討してみてください。
1.コーデュラ®︎ハグスリング
コーデュラ®︎ハグスリングは、犬はもちろん猫を飼っている方にも使える商品です。
ペットとの距離が近く、身体にフィットしやすいため、安心して移動ができます。
立体裁断で形状出しをしているため、安定感が強くなっており、またマチの切り替えもありません。
背中に沿った形で抱っこできるため、優しく支えます。
入り口のサイズは調整できるようになっており、ふちは中綿が入っているので、あご乗せしやすいデザインです。
肩への食い込みを阻止するデザインのため、飼い主さんの身体の負担も軽減されます。
シンプルなデザインかつ、愛犬が快適に過ごせるスリングを探している際は検討してください。
2.QP スリング
引用元:楽天市場 QP スリング
QPのスリングは肩紐の長さ調整が布を引っ張るだけの、簡単なデザインとなっています。
そのため、男性でも女性でも自分の身体に合わせて、利用ができます。
さらに肩紐はバックルタイプのため、手軽に着脱ができ、手間がかかりません。
メッシュネットが上部に付いているため、顔を出せない状態でも使えます。
フックストラップも付属しているため、興奮してしまった際の急な飛び出し事故も防止できます。
サイドにはポケットが付いているので、スマホやお菓子などを一緒に持ち歩けます。
耐荷重は7kgのため小型犬向けとなっていますが、カラーバリエーションが豊富でお気に入りのデザインを選べます。
丸洗いが可能なポリエステル素材のため、通気性もよく常に衛生的に保てます。
小型犬向けかつ調整がしやすいスリングをお探しの際は、QPのスリングを検討してください。
3.NATURA ペットスリング
NATURAのペットスリングは表地が接触冷感となっており、暑い夏の日でも快適に使用しやすい商品です。
さらに、防水機能のあるため雨の日でも、汚れや浸水を気にせずに使えるのは嬉しいポイントです。
多少の汚れは拭き取るだけで綺麗になるので、お手入れも簡単になります。
ベルトの長さ調整はスライドだけでできるので、大人はもちろん子供も利用できます。
肩の当たる部分には中綿が入っているため、肩への負担も軽減されたデザインです。
メッシュネットとフックストラップが付いているため、飛び出しや落下の事故もしっかり防げます。
ポケットも付きなので、ゴミ袋など散歩で使用するアイテムも一緒に持ち歩けます。
スリング自体は軽量となっており、コンパクトに折りたたみも可能です。
普段の散歩だけでなく、旅行の際にも荷物にならず、すぐに使えます。
ご自身での利用だけでなく、犬や猫を飼っている方へのギフトとしてもご利用いただけます。
スノードロップ オリジナルスリング
スノードロップのオリジナルスリングは、耐荷重が10kgと小型犬向けの商品です。
しかし、本体自体は200gほどと非常に軽く、持ち運びがしやすくなっています。
使わない時は丸めて小さくできるので、カバンに入れて必要な時に備えるといった使い方も可能です。
コットンスリングは綿を100%使用しており、皮膚トラブルや静電気も起きにくいため、中で快適に過ごせます。
そのほか、カジュアルなデザインやデニム、チェック柄など季節などに合わせて気軽に利用できます。
シワがつきにくい、丈夫なタイプがいいといった要望に合わせて検討してください。
胸元部分にはマチの付いたポケットがあるため、小物も一緒に持ち運べます。
サイズはMサイズとLサイズの2つが、用意されています。
飼い主さんの身長や体型に合わせて、ペットとの距離が近づき過ぎないサイズを選びましょう。
フィットしやすい形のため肩や腰への負担も減り、移動も安心してできます。
おしゃれの一部として楽しみたい、持ち運びしやすいタイプが欲しい方は、スノードロップのオリジナルスリングもおすすめです。
エヌ・シー だっこキャリーMサイズ(LIP1000)
エヌ・シーだっこキャリーは、リュックタイプのスリングです。
片方の肩から掛けるのではなく、両方の肩で支えるため身体への負担が減ります。
背カンを取り外すと普通のリュックとしても使えるようになっており、使い方を都合によって選べます。
バッグを安定させるサポートベルトも付いており、ペットが中に入っていても並行に安定します。
肩ベルトや腰ベルトは調整可能なため、身体に合わせて最適なサイズで使用できます。
メッシュの蓋も付いており、ロック式ファスナーのため、飛び出し防止にもつながります。
底板は高密度ウレタンの2重構造のため柔らかく、ペットの身体をしっかりと支えてくれます。
汚れても繰り返し洗えるので、常に衛生的に利用できるのも嬉しい点です。
しっかりと支えるリュックタイプを探している人は、エヌ・シーだっこキャリーがおすすめです。
まとめ
ペットとのお出かけをサポートしてくれる、スリングについて紹介しました。
毎日の散歩や旅行時の移動、病院などスリングはさまざまな場面で使用できます。
主に小型犬や中型犬向けですが、大型犬のパピー期にも利用できるため、成長に合わせた利用も検討してください。
小さい頃から慣れさせてあげると、抵抗も少なく利用できます。
毎日の移動から災害時といった万が一への備えとして、キャリーバッグのほかスリングも合わせて用意してみましょう。