愛らしいルックスに賢さが注目を集め、近年ではペットとして飼い始める方も多い猿。
ですが他の動物に比べ情報が少ない点から、どんな種類を飼うことができるのか分からない方も多いですよね。
また、取り扱っているペットショップも少ないため相場の値段が分からないという方もいると思います。
そこで今回は、ペットとして飼えるおすすめの猿の種類やそれぞれの値段について、猿を買う際の注意点や必要なアイテムも合わせて解説していきます。
なお、猿を飼う際に里親からの譲り受けを考えている方は、下記をご参照ください。
猿ってどんな動物?値段は高い?
目次
猿の主な性格や特徴は以下の通りです。
- 野生動物であり雑食
- 高いところで生活する動物
- 運動能力が高く寒さに弱い
- 人間に近い動物
- 感情豊か
猿は野生動物であり、葉・花・野菜・果物・昆虫・市販のモンキーフードなどをエサとする雑食の動物です。
高い場所で生活をし運動能力も優れているため、ペットとして飼う際は高さのあるケージを用意する必要があります。
また、目や耳、鼻なども人間並みに優れています。
加えて感情が豊かで、人間のように好き嫌いがはっきりしているというのも特徴の1つ。
そのため、野生動物の中で最も人間に近い動物として知られているんです。
そんな猿ですが、種類によって値段は異なるものの、基本的な相場は30万円~50万円ほどの値段となっています。
しかし、珍しい種類などは優に100万円を超える場合もあるため、注意が必要です。
ペットで飼える猿は全部で何種類?
世界中に約350種類以上存在する猿ですが、以下の理由からペットとして飼うことができるのは十数種類であると言えます。
- 感染症法
→2005年7月以降、ペット用の猿の輸入が禁止 - 外来生物法
→2005年以降、タイワンザル・カニクイザル・アカゲザルの3種類が輸入や飼育禁止に - ワシントン条約
→スローロリスやピグミースローロリスがサイテスⅠに登録 - 動物愛護法
→2021年以降、特定動物指定の霊長類のペット飼育が禁止
日本では感染症法により、2005年7月以降ペットとして飼う猿の輸入が禁止されたという過去があります。
また、外来生物法や動物愛護法などの施行を受け、猿の一部種類の飼育が禁止されることに。
さらに、2007年以降はワシントン条約によりスローロリスなどがサイテスⅠに登録されました。
それによりペットとして飼育するには、マイクロチップを挿入した後登録票が必要となりました。
このように、日本では国内繁殖した一部種類の猿のみ飼うことができるというのが現状です。
日本で飼育可能な猿の種類について詳しく知りたい場合は、ペットショップの方やなどに相談してみるのも良いでしょう。
ペットで飼える猿の種類7選とそれぞれの値段
ペットとして猿を飼う際におすすめしたい種類は、以下の7種類です。
- リスザル
- フサオマキザル
- スローロリス
- ニホンザル
- ショウガラゴ
- ピグミーマーモセット
- コモンマーモセット
それでは、各種類の特徴や値段の相場について詳しく解説していきます。
種類①リスザル
1つ目にご紹介するのは、「リスザル」です。
リスザルは猿の中でもペットとして人気の高い種類で、つぶらな瞳がたまらなく愛らしい種類です。
それでは、リスザルの詳しい特徴や注意点について見ていきましょう。
「リスザル」の特徴
リスザルの特徴をまとめると以下の通りです。
性格 | 大人しい、好奇心旺盛、気分屋 |
寿命 | 15年~20年 |
体重・体長 | 約1kg・29cmほど |
エサの種類 | モンキーフード・果物・野菜 |
しっぽの長さ | 41cmほど |
飼い方 | 紫外線を浴びられる環境づくり |
注意点 | 寒さに弱いため温度調整が必要 |
リスザルは大人しい一面もありつつ、好奇心旺盛でちょっぴりやんちゃな性格をしている子が多い種類です。
平均寿命は15年~20年ほどで、体重1kg・体長29cmほどと体が小さくペットとして飼いやすいとして人気を集めています。
ペットとして飼う際の注意点として、リスザルはビタミンD不足になるとくる病などの病気を患いやすくなります。
ビタミンD不足を補うため、ケージには紫外線ライトなどの紫外線を浴びられるアイテムの取り付けが必須です。
それに加え、寒さに弱く25℃~30℃が快適な環境とされています。
そのため、飼育スペースにの近くにはヒーターなどを利用して温度が下がらないよう調整してあげましょう。
「リスザル」の値段
リスザルの平均的な値段は、「40万円~60万円」ほどです。
猿の中ではそこまでお高くない種類ではありますが、犬や猫などのその他の動物と比べると少々お高めとなっています。
また、猿の中でも人気の高い種類である点や、取り扱うペットショップも多い点から、手に入りやすい種類です。
種類②フサオマキザル
2つ目にご紹介するのは、「フサオマキザル」です。
フサオマキザルは猿の中でも非常に賢い種類であり、愛嬌のある可愛らしい種類として知られています。
それでは、フサオマキザルの詳しい特徴や注意点について見ていきましょう。
「フサオマキザル」の特徴
フサオマキザルの特徴をまとめると以下の通りです。
性格 | 賢い、臆病 |
寿命 | 30年~40年 |
体重・体長 | 1.9kg~4.8kg・32㎝~57㎝ |
エサの種類 | モンキーフード・果物・野菜 |
しっぽの長さ | 38cm~55cm |
飼い方 | 紫外線を浴びられる環境づくり |
注意点 | しっかりした止まり木の用意 |
フサオマキザルは臆病な一面があるものの、非常に賢く知能の高い種類として広く注目されています。
学習能力が高く、ドアの開け閉めやゴミ箱にゴミを捨てるなどまるで人間のような行動をとることもあるのだそう。
また、野生下での寿命は10年前後のところ、飼育下であれば30年~40年と寿命が長いのも特徴です。
こういった背景から、アメリカ・フランス・ベルギーといった国では介助動物としての訓練を受けているほど。
注意点としては、ビタミンD不足を防ぐために紫外線を浴びられる環境を作ってあげるという点。
それに加え、体重も重めである点から、止まり木などはしっかりした丈夫なものを選ぶ必要があります。
「フサオマキザル」の値段
フサオマキザルの値段は、「100万円~200万円」となっています。
また、2年に1度しか子どもを産まない種類であるため、特に高額な値段が付けられているのだそう。
そのため、ペットとして迎え入れたい場合は哺乳類専門店など専門的なペットショップに足を運ぶ必要があります。
種類③スローロリス
3つ目にご紹介するのは、「スローロリス」です。
スローロリスは日本への輸入が禁止されているため、入手が難しく飼育には環境省の「登録票」が必要となります。
それでは、スローロリスの詳しい特徴や注意点について見ていきましょう。
「スローロリス」の特徴
スローロリスの特徴をまとめると以下の通りです。
性格 | 臆病、ストレスに弱い |
寿命 | 10年ほど |
体重・体長 | 480g~600g・20cm~30cm |
エサの種類 | モンキーフード・果物・野菜・昆虫 |
しっぽの長さ | 1.3cm~2.5cm |
飼い方 | ストレスを与えない環境づくり |
注意点 | 寒さに弱い、毒性あり |
スローロリスは臆病な子が多く、ストレスに弱くデリケートであるという特徴があります。
というのも、野生下での寿命は15年前後と言われていますが、飼育下では10年ほどが平均とされています。
これは人間が飼育することで多くのストレスを与えてしまい、それにより病気を発症して死に至ることが多いようです。
また、夜行性であり日中に快適に眠れる環境を作る必要がある他、大きな音や騒音に注意しなければなりません。
それに加えスローロリスは毒性のある動物であり、唾液と腕から分泌される液体が混ざることで毒を作り出します。
一般的に人間への害はないとされていますが、アレルギー体質の方などは、念のため毒に触れてしまった場合洗い流すなどの対策が必要です。
「スローロリス」の値段
スローロリスの値段は、「20万円~100万円」です。
先ほどもご紹介したとおり流通している数が少ない種類であるため、価格は高めである傾向にあります。
種類④ニホンザル
4つ目にご紹介するのは、「ニホンザル」です。
非常に賢く、特定動物のため許可の取得は必要ですが、もちろんペットとして飼うことも可能です。
それでは、ニホンザルの詳しい特徴や注意点について見ていきましょう。
「ニホンザル」の特徴
ニホンザルの特徴をまとめると以下の通りです。
性格 | 感情豊か、攻撃的な一面も |
寿命 | 25年~30年 |
体重・体長 | 6kg~18kg・47㎝~60㎝ |
エサの種類 | モンキーフード・果物・野菜 |
しっぽの長さ | 6cm~11cm |
飼い方 | 充分なスペースの確保 |
注意点 | 正しいしつけが重要 |
ニホンザルは感情豊かで好き嫌いがはっきりしている他、18種類もの表情を見せてくれるという特徴があります。
しかし攻撃的な一面も持ち合わせているため、ペットとして飼うには性質をよく理解しておかなければなりません。
また、オスとメスで体格が異なり、
- オス
→体重:6kg~18㎏
体長:45㎝~60㎝ - メス
→体重:6kg~14kg
体長:45cm~58cm
となっていて、オスの方が懐きやすい傾向にあるようです。
体も大きく運動不足が骨の変形をまねいてしまうこともあるため、飼育の際は十分なスペースの確保が必要となります。
注意点として、ニホンザルは猿の中でも上下関係を重んじる種類であることから、正しいしつけが重要です。
もちろん警戒心を解ことも重要ですが、しつけをなあなあにしてしまうと攻撃的な性格に育ってしまう場合も。
そのため、飼い主の方が立場が上であるということをうまく示し関係を築いていくことが必要です。
「ニホンザル」の値段
ニホンザルの値段は、「50万円~60万円」ほどです。
猿の中では平均的な価格と言えますが、近くのペットショップなどでは入手することができない種類となっています。
そのため、専門店や里親からの譲り受けなどが迎え入れ先となるでしょう。
種類⑤ショウガラゴ
5つ目にご紹介するのは、「ショウガラゴ」です。
ショウガラゴは猿の中でも体が小さく、丸いお目目に大きな耳が特徴的な種類となっています。
それでは、ショウガラゴの詳しい特徴や注意点について見ていきましょう。
「ショウガラゴ」の特徴
ショウガラゴの特徴をまとめると以下の通りです。
性格 | 大人しい、臆病、寂しがり屋 |
寿命 | 10年~15年ほど |
体重・体長 | 90g~300g・13cm~20㎝ |
エサの種類 | モンキーフード・果物・野菜 |
しっぽの長さ | 20cm~25cm |
飼い方 | 大きな音や騒音の少ない場所 |
注意点 | 寒さに弱い |
ショウガラゴは別名「ブッシュベイビー」とも呼ばれ、身軽な体で素早い動きをするのが特徴です。
また、性格面は大人しく臆病で、寂しがり屋な一面も。
そのためなるべく寂しさを感じさせないよう、一緒の空間にいることを心がけるのが重要です。
ショウガラゴは聴力が非常に優れており、大きな音や騒音にとても敏感で強いストレスを感じてしまいます。
ケージを置く場所は、できる限り騒音や物音が少ないスペースを選ぶようにしましょう。
大きな耳を丸めている時はストレスを感じているサインでもあるため、必ず原因を突き止め対処しなければなりません。
もう1つ注意してほしいのが、ショウガラゴは寒さに弱い種類であるという点です。
ケージ周辺の温度を常に26℃~30℃に保ち、健康を損ねないよう注意する必要があります。
「ショウガラゴ」の値段
ショウガラゴの値段は、「40万円~80万円」ほどです。
生まれたばかりであれば比較的安価で入手できますが、温度管理やエサやりなどの難易度も高い傾向にあります。
そのため、初心者の場合は、少々高値ではあってもある程度育った状態のショウガラゴを迎え入れることをおすすめします。
種類⑥ピグミーマーモセット
6つ目にご紹介するのは、「ピグミーマーモセット」です。
ピグミーマーモセットの名前は小型の動物 × 小型の猿という意味合いを持ち、小さな体が特徴の種類となっています。
それでは、ピグミーマーモセットの詳しい特徴や注意点について見ていきましょう。
「ピグミーマーモセット」の特徴
ピグミーマーモセットの特徴をまとめると以下の通りです。
性格 | 警戒心が強い、賢い |
寿命 | 12年ほど |
体重・体長 | 100g~160g・11cm~17cm |
エサの種類 | モンキーフード・果物・野菜 |
しっぽの長さ | 17cm~23㎝ |
飼い方 | 紫外線を浴びられる環境 |
注意点 | 寒さに弱い |
ピグミーマーモセットは鳴き方に方言があると言われており、警戒心が強いという一面があります。
飼い始めたばかりで無理なスキンシップを取ろうとすると、おびえてしまう場合も。
また、賢いがゆえに幼い頃からしっかりと正しいしつけをしなければなりません。
少しずつ慣れ飼い主に心を開くと、次第にスキンシップを取ってくれる場面も増えるでしょう。
注意すべきなのが、ビタミンD不足を防ぐため日光に当たる場所もしくは紫外線ライトなどで光の浴びられる環境を作ってあげるという点。
加えてピグミーマーモセットは寒さに弱い種類でもあります。
そのため、温度は常に25℃前後を保ち、湿度も50%を目安に快適な環境を作ってあげるようにしましょう。
「ピグミーマーモセット」の値段
ピグミーマーモセットの値段は、「50万円~100万円」です。
というのも、希少種のためワシントン条約にて規制が設けられている点から、かなり高めの価格にて流通しているようです。
種類⑦コモンマーモセット
7つ目にご紹介するのは、「コモンマーモセット」です。
コモンマーモセットは耳まわりの扇状の白い毛が特徴的な、小さく可愛らしい種類となっています。
それでは、コモンマーモセットの詳しい特徴や注意点について見ていきましょう。
「コモンマーモセット」の特徴
コモンマーモセットの特徴をまとめると以下の通りです。
性格 | 温和、警戒心が強い |
寿命 | 10年~16年ほど |
体重・体長 | 230g~400・16cm~21cm |
エサの種類 | モンキーフ―ド・果物・野菜 |
しっぽの長さ | 24cm~31cm |
飼い方 | 紫外線を浴びられる環境づくり |
注意点 | 鳴き声の大きさ・臭い・寒さに弱い |
コモンマーモセットは比較的温和な性格をしていますが、一方で臆病かつ警戒心が強い一面もあります。
また、飼育下における寿命は10年~16年ほどですが、ストレスの多い環境では10年以下で亡くなってしまうケースも多いのだそう。
飼い始めの頃は無理なスキンシップを避け、大きな音などストレスの少ない環境を作ってあげましょう。
コモンマーモセットを飼う際の注意点は、鳴き声の大きさです。
甲高い鳴き声が特徴的で、時には人間の可聴域を超えるほど。
そのため、人によっては近所迷惑にならないよう対策が必要となる場合があります。
もう1点注意したいのが、排泄物の臭いです。
排泄物は「マーモ臭」とも呼ばれ、わきがのような臭いのため、臭いに敏感な方などは注意が必要です。
「コモンマーモセット」の値段
コモンマーモセットの値段は、「40万円~70万円」ほどです。
幅広い値段ではありますが、メスの方が価格が高く、さらに幼ければ幼いほど効果で取引されています。
ペットで猿を飼う際に心得ておくべき注意点を解説
ペットで猿を飼う際に心得ておくべき注意点は以下の通りです。
- 猿の種類によっては国の許可が必要な場合も
- 感染症に注意しなければならない
- 適切な温度調整が必要
- トイレなどのしつけが難しい
- 猿の診察を受け入れている病院が少ない
それでは、1つずつ解説していきます。
猿の種類によっては国の許可が必要な場合も
1つ目は、「猿の種類によっては国の許可が必要な場合がある」という点です。
冒頭でもお伝えした通り、現在日本国内で飼える猿の種類はさまざまな法律により制限されています。
そのため、スローロリスやニホンザルといったような一部の種類は、国や都道府県からの許可が必要な場合があるのです。
また、許可が必要な種類を飼育する際は、合法的に入手された個体でなければなりません。
許可なしに飼育するもしくは違法に輸入された個体であった場合は罪に問われてしまいます。
後のトラブルを防ぐためにも、飼い始める前にしっかりと確認しておくと良いでしょう。
感染症に注意しなければならない
2つ目は、「感染症に注意しなければならない」という点です。
猿は私たち人間と同じ霊長類であり、病気や風邪なども同じように患ってしまいます。
そのため人間から猿に感染症が移るのはもちろん、その反対で猿から人間に移ってしまうというケースもあるのです。
猿の中にはストレスに弱い種類もいるため、飼い主が風邪などを引いた場合は距離を置くなどの対策が必要となります。
適切な温度調整や紫外線が必要
3つ目は、「適切な温度調整や紫外線が必要である」という点です。
猿は基本的に熱帯地地域に生息している生き物のため、寒さに弱い種類が非常に多くいます。
もちろん種類によって適切な温度・湿度は異なりますが、ケージ周辺は年間を通して一定の温かさを保つ必要があります。
また、猿が健康的に生活をするためには日光が必要不可欠です。
そのため、日光のあたる場所にケージを置くもしくは紫外線ライトを利用して、日のあたる環境を作ってあげるようにしましょう。
トイレなどのしつけが難しい
4つ目は、「トイレなどのしつけが難しい」という点です。
猿は猫や犬などの他の動物と異なり、基本的にしつけが難しい動物として知られています。
もちろんトイレを覚えさせるのも難易度が高いため、幼い頃からオムツを付けるなどして慣れさせることが重要です。
無理に怒ってしつけをすると猿のストレスになってしまい、甘やかしすぎてしまうと主導権を握られてしまいます。
トイレの他にも、猿へのしつけを行う際は塩梅をうまく見極めなければなりません。
猿の診察を受け入れている病院が少ない
5つ目は、「猿の診察を受け入れている病院が少ない」という点です。
ペットを飼った場合、病気や何らかの不調があった時に駆け付けたいのは動物病院ですよね。
ですが、他の動物に比べ猿の診察を受け入れている病院はとても少なく、緊急の場合でも受け入れ先を探すのに苦労してしまうケースも。
また、猿ストレスに弱い種類が多く、非常にデリケートな動物です。
もしものことがあった時にすぐに駆け付けられるよう、猿の診察を受け入れている病院を予め見つけておくと良いでしょう。
ペットで猿を飼う際に必要なアイテムとは?
ペットとして猿を飼う際に用意しておきたい必要なアイテムは、以下の通りです。
- 大きく高さのあるケージ
- 紫外線ライト
- 止まり木
- エアコンやヒーター
それでは、各アイテムのポイントについて解説いたします。
大きく高さのあるケージ
野生下での猿は木の上などの高い場所で生活をしており、広く活動して過ごしています。
また、狭すぎる空間で猿を飼育するとなると、運動不足になり筋肉の老化や骨の変形を招いてしまう場合も。
猿がより快適にストレスを感じないためにも、大きく高さのあるケージを選びましょう。
体が小さい種類の場合でも高さ1m~1.5mほどは必要なため、目安として選ぶのがおすすめです。
紫外線ライト
何度もご紹介しているように、猿が健康的に生活をするためには日光が必要不可欠です。
そのため、もし日の当たる場所にケージが置けない場合などは、紫外線ライトを用意し日の当たる環境を作ってあげましょう。
止まり木
猿が運動したり休憩したりできるよう、ケージの中に止まり木を設置してあげるのも重要です。
また、猿には噛み癖があるため、できるだけ丈夫なものを選ぶと良いでしょう。
エアコンやヒーター
猿の中には寒さに弱い種類もいるため、種類に合わせてエアコンやヒーターを用意する必要があります。
1部屋全体を飼育部屋とする場合はエアコンを設置し、ケージで飼育する場合は周辺のヒーターなどを設置しましょう。
まとめ
ペットで飼える猿の種類や値段、注意点、必要なアイテムについて解説いたしました。
猿はさまざまな種類が存在していますが、日本国内で飼育できる種類は限られています。
また、他の動物に比べ高値で取引されており、さらにしつけや環境づくりなどが難しい動物でもあります。
ペットとして猿を飼おうと考えている方はぜひ本記事を参考に、どんな種類の猿を飼うか検討してみてはいかがでしょうか。